ストップ温暖化 チームとやまし COOL CHOICE

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チームとやましからのお知らせ

企業向け『カードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナー』を開催しました

9月8日(金)と15日(金)の2日間で、市内の中小企業などを対象に『カードゲーム「2050カーボンニュートラル」体験型セミナー』をToyamaSakuraビルで開催しました。

このセミナーは、カードゲームを通して参加者同士が学びや気づきを共有しながら、カーボンニュートラルの本質を理解するとともに、具体的な事業を創るためのワークショップを行い、カーボンニュートラルの実現に向けた将来ビジョンなどについて考え、地域一体での脱炭素化を図るものです。

*カードゲーム「2050カーボンニュートラル」とは…参加者が複数の組織(電力会社や食品メーカー、政府など)に分かれて、現実世界と同じように事業活動と消費活動を行い、カーボンニュートラルの実現と経済成長の両立を目指すビジネスゲームです。(詳細についてはこちら

セミナー1日目は、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を体験しました。
電力会社、食品メーカー、環境NPO、政府など12の組織チームに分かれて、与えられたカードと資金を使って、組織としての事業活動と市民としての消費活動を行います。

各チームは、利益を追求しながら環境にも配慮して事業活動を行うものの、温室効果ガスをなかなか減らすことができません。
後半に入り、他社との対話・交渉が活発化し、全員で協力する機運が高まり、温室効果ガスを減少に転じさせることに成功。しかし、結果はカーボンニュートラルを達成できませんでした。

戦略を練るIT事業者チーム

他社と対話・交渉する様子

参加者からは「ぼんやりとしか理解してなかったカーボンニュートラルの意味がはっきりわかった」「自社だけで取り組むのではなく他社と協働する必要性を学んだ。異業種の視点を知ることができた」「目先の利益を優先していると環境のリカバリーが後手後手になり、経済と環境の両立を図ることができなかった」などの声をいただき、他社との協働、早めに実行することの重要性をカードゲームを通じて体感できたことがうかがえます。

 

セミナー2日目は、脱炭素につながる具体的な事業を創るためのワークショップを行いました。
少人数のグループに分かれて、他のグループとメンバーをシャッフルしながら自由な対話を繰り返し、様々な意見を聞いてアイディアを出していきます。
最終的に7つのテーマに絞り、それぞれ賛同したいテーマに集い、具体的な事業案に向けて意見を出し合ってまとめていきます。いつしか参加者の間に関係性が構築され、和やかな雰囲気が生まれていました。

様々な視点で意見を出し合う様子

意識改革というテーマに賛同する参加者

このセミナーを通して、カーボンニュートラルに対する理解と協創する大切さに気づくことができ、何よりもその協創する仲間と出会い、新たなカーボンニュートラルの輪が生まれたことに大きな意味があったのではないかと思います。

最後に、講師をしていただいた株式会社プロジェクトデザインの竹田様からのコメントを紹介いたします。
“カーボンニュートラルといった社会課題解決を起点として事業を創造することが求められる現代。1つの企業が単独で社会課題に取り組んでいくことは困難であり、複数の企業が独自の強みを発揮し合って事業創造していくことが求められています。このセミナーを通して築いたネットワークを大切に、事業を創っていく仲間と建設的な話を進めていきましょう。”

株式会社プロジェクトデザイン制作の実施レポ―トに、本セミナーの詳しい内容やセミナー参加者の声などをご紹介しておりますので、ご関心のある方はぜひご覧ください。
【実施レポート】2050年カーボンニュートラルへ向けた、新事業展開の道筋が見えた、カードゲーム「2050カーボンニュートラル」を活用した体験型セミナー(富山県富山市)はこちら

チームとやましでは、脱炭素につながる様々なイベントを企画し、地球温暖化に取り組んでいきます。イベント情報は、市広報やチームとやましホームページ及びFacebookなどで随時お知らせします。